独立起業に必要なこと

独立起業に最低限必要なこと


マジ起代表の印南です。この記事を読んでくれている方は、少なからずハウスクリーニング独立開業に興味をお持ちの方だと思います。そのバックボーンには「何か新しいことをしたい!」や「今の仕事先に不満があって転職を考えている」など、色々な感情があってのことでしょう。本日はハウスクリーニング開業に興味を持っている方に、私が開業に失敗して、一度離脱した話をご紹介しながら、手堅く開業するための対策案をご紹介していきたいと思います!

初期投資はある程度必要


私は何も考えずハウスクリーニングで独立起業しました。言い方を変えれば、何も考えていないバカとも言えます。日雇いの仕事を辞め、まず自分で使う道具を買わないといけません。車は軽自動車がありましたので、それを兼用で使うことにしました。今まで日雇いで生活出来る最低限のお金しか稼いでいなかったので、貯金なんてあるわけがありません。給料は一か月後の支払いだったので、何とか2か月は生活できそうなのと、道具の購入で10万円くらい使いました。この道具も本当に最小限のものしか買えず、掃除機は家の掃除機を兼用で使ったりして何とか形になりました。設備資金にある程度お金が無いと道具も満足に揃いません。最低でも30万円くらいは必要です。

運転資金が無いと困る


貯金が一切なかった私に運転資金などあるわけがございません。あるのは今月と来月の給料分のみでした。当然お金が枯渇していきます。今までどこかに就職したわけでもなく、営業も何をどうしていいかも分からず、仕事も取れませんでした。結局、私は当時付き合っていた彼女(現在の妻)に食べさせてもらうヒモ状態に陥りました。妻には一生頭が上がりません!!運転資金としていくら持っておけばいいかというと、最低でも3カ月分は必要だと思います。それでも営業が中々取れないとなると、さらにもう2カ月分くらいないとある程度安心して始められないと思います。月20万円としても80万円~100万円くらいでしょうか

金融機関からの借り入れも視野に


最初にある程度の予算がないと、私の様に苦労することになります。資金に余裕があるだけでも精神的に安定しますので、余裕がない方は借り入れなども視野に考えるべきだと思います。新規開業に関しては、日本政策金融公庫さんに一度ご相談してみてください。国の機関ですので、金利も安く融資してくれます。年利1.4%ほどです。

どう営業したらよいかわからない


私は一度も就職したことが無く、仕事も肉体労働がメインだったので、頭を使うことをしてきませんでしたし、全く営業というものをしたことがありませんでした。仕事もその日に指示されたことを淡々とこなすだけ(日々の生活のため)でしたので、経営者の考え方や、営業に関しても全くの無知でした。そもそもどこに営業にいけばいいのかも分からず、引っ込み思案でシャイな私は飛び込み営業など出来るわけがありませんでした。営業が出来ず仕事をすることが出来ず、お金だけどんどん減っていき、最後に無くなって彼女(現在の妻)のヒモになりました。情けない男です。営業先も分からない。どう営業すればいいか分からない。金額設定も全く分からない。そんな状態でした。結局、前の建築現場で外注として仕事をもらったりして、何とか生活の足しにしていましたが、一向に雲は晴れませんでした。

技術がない


日雇いで3年クリーニングをしていましたが、開業して感じたのは圧倒的なスキル不足でした。元々はゼネコンの建築現場での美装クリーニングで、基本的には水拭き・乾拭き、後は外壁の酸洗いぐらいでしたので、掃除の基本は身についていたのですが、それ以外の部分は全く無知だったことに気づきました。また日雇いで仕事に対しての熱意もなく、ただ淡々とこなしていただけだったこともスキル不足に繋がっていると思います。

一度自営をあきらめた過去


勢いのみで始めた結果、資金不足、営業がとれない、技術がないという起業にとって大事な要素がどれも無く、稼ぐことができませんでした。私は一度、ハウスクリーニング業をやめました。私のようにはなって欲しくないと思い、一番つらかった開業当初の大事な要素を元に設立したのが一般社団法人マジ起おそうじビジネス協会です!

まとめ


私はその後周りの後押しもあり再度ハウスクリーニング業をすることになり、順調に進むことができました。一番大きかったのは周りのサポートでした。何をしてくれるわけでもないのですが、悩みを聞いてくれたり、アドバイスをもらったりするだけで落ち込んだ時も前向きに進めることができました。マジ起はそのような存在でありたいと思っています。

 

独立起業に必要なこと 

●イニシャルコスト(設備資金)は最低20万円は必要。その他車などが必要なのでなければ購入しなければならない。

●ランニングコスト(運転資金)は80万円~100万円くらいあった方が良い。

●資金に不安な人は日本政策金融公庫や銀行で借入も視野に考えるべき。

●技術を身につけて開業しよう。

●不安なことや悩みは同じ業界の方や経営している人に打ち明け聞いてもらおう。メンターと言える存在の人がいればなお良い。

 

 

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